インプラント手術の知識

歯のインプラント手術の知識は、将来のトラブルを未然に防ぐために役立ちます。

歯科医探しで地雷を踏んでしまった場合、最後に自分の身を守れるのは自分の行動だけです。
歯のインプラント手術全般の基礎的な知識さえあれば、何か怪しい歯科医に出会ってしまった場合いに「この歯医者はちょっとやばいかも!?」という疑問が生じます。

そうすると、その歯科医院をやめて他の歯科医院を選択するという行動に移れるのです。そのおかげでクレームの常連みたいな歯科医からギリギリ逃げ切れるケースだってあるのです。

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インプラント手術の知識がないと

インプラント手術に対する基礎知識に乏しかったためトラブルにまきこまれたような例が週刊朝日の記事にありました。
 【以前から歯に悩んでいた62歳の男性は、インプラント治療をしようと決意し、評判を聞いて近くの歯科医院を訪れた。男性は歯がないところにインプラントをしてもらおうと考えていたのだが、歯科医は「いずれ悪くなるでしょうから、上の歯は全部インプラントにしませんか?20~30年はもちますよ」と勧めてきたらしい。】

 インプラント治療のメリットで代表的なものに、「残っている歯に負担をかけない」というものがあります。せっかくの歯を抜いてしまうなら何のためのインプラント治療でしょうか?男性はインプラントの知識に乏しく、このまま歯科医の言うままに治療を受けてしまいます。本来ならここで、逃げるべきでした。

【ところが、数週間後、上田さんに異変が起きた。上の歯の隙間から液状の粘り強い物質がしみ出してきたのだ。寝ててもネバネバの液が止まらず、悪臭がするのです。あまりにつらいのでK先生に相談したのですが、加齢によるものと、とりあってくれません】

 これは化膿して膿が出ていると考えられます。もしそうであるのなら、インプラント体を引きぬくのが次の行動のはずです。しかし、歯科医はそれを言わずにいたというから不思議です。その後、この問題は解決しないまま、歯科医は自己破産をして廃業してしまったそうです。
 患者の男性は、インプラント治療に対する基礎知識に乏しかったため、歯科医の行動や発言に疑問を持たずにいました。その結果とんでもない高い買い物をしてしまったわけです。

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