インプラント手術の体験談

インプラント手術の体験談、50代女性のケースです。

「昔から歯に自信のなかったのですが、50代で前歯もなくなり、歯のブリッジ治療を申し込みに地元の歯科医へ。

奥歯がもともと2本なかったのですが、先生から前歯のブリッジの他に、下奥歯2本ののインプラント治療を勧められました。
食事の時に噛む力が全然変わるとのことです。

私は30代後半で下の奥歯をダメにしてしまったため、子供からも食事が遅いと度々指摘されたものでした。

インプラントは値段が高かったので、主人と相談したところ、OKが出たので、ブリッジとインプラントの治療を同じ歯医者さんでしてもらうことになりました。
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CTスキャンで骨の量を調べたところ、インプラント可能な量はあるとのこと。
ブリッジの治療が終わって1ヶ月後に手術が決まりました。

手術は麻酔から始まり、インプラントを入れるのも痛みは感じないまま1時間後には終わっていました。

家では処方されていた痛み止めと抗生物質を飲みました。2日目にほおが腫れましたが、痛みはたいしたことなかったです。

1週間後に経過を見てもらい、次くるのは3ヶ月後といわれました。
3ヶ月後の診察では歯型をとり、その1ヶ月後くらいには歯も完成してくっつけました。

奥歯で噛む力が増えたので、前より食べる時間が短くなったきがします。
治療が終わり1年たった今でも、毎日夜のブラッシングは歯医者で教えてもらった通りに時間をかけて行っています。できるだけ長持ちさせたいです。」

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インプラント手術を即日でする

インプラント手術を即日でできないかという忙しい患者さんがいますが、安全のためにじっくり検査に時間をかけることがルールになっています。インプラント体を埋め込む手術が可能な体かどうか調べたり、手術で事故が起きないようにCTをとって骨の厚さや神経の位置を検証したりと必要な手続きを踏まなくてはなりません。
 それに、歯科医とコミュニケーションをとる過程で、その歯科医が信頼できそうか観察する時間も必要です。脚を運んだ当日に、いきなりインプラントを埋め込もうと勧めてくる歯科医がいたらかなり危険です。

 現在、技術と素材の面で、陰のプラント治療の治療期間を短縮できないか日々研究が行われています。新しい治療方法としてインプラント体を埋め込んだのと同時に歯の部分も作ってしまう技術などもあります。
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抜歯後即日インプラント手術

 抜歯後即日にインプラント手術をする方法も研究されています。
 抜歯してからインプラント手術をするパターンでは、抜歯によりできた穴が骨再生によりふさがるのを2,3ヶ月ってからインプラント体を埋め込むのが普通です。
 最新の方法では抜歯とインプラント体の埋込みを同時に行ないます。
 ただし、この方法は定着率に問題があり、まだリスクが高い方法です。すべての患者に可能というわけではありません。
 治療期間を短くするデメリットやリスクを考え、本当に短い期間で済ませなければならないのか冷静に考えるべきです。

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奥歯のインプラント手術

奥歯はインプラント手術の強みである、「噛む力」が大きく発揮される箇所です。
入れ歯の場合は噛む力が天然歯の3の1以下まで下がってしまいますが、インプラントの場合は天然の歯以上の力で噛むことが可能です。
また、一番奥の歯を失った場合、ブリッジはできませんが、インプラントは治療が可能です。


奥歯のインプラント手術後に注意すること

インプラント手術で自然の歯よりも強い力で物を噛むことができる歯を手にいれても、過剰な強さで噛んでしまうとそれが骨の負担になってしまうこともわかっています。
 インプラントは物を噛んでいる微妙な感覚が天然の歯よりも伝わりにくいので、力加減の度を越してしまうこともあるのです。その場合、骨に過大な圧力がかかり負担になります。奥歯の噛みすぎにはやや注意が必要です。

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奥歯のインプラント手術で審美性効果は小さい

 インプラント手術をしても奥歯は前歯と違って他人に見られにくい箇所でもあります。
 奥歯のインプラント上部構造(人工歯)は外から見えにくいため、予算を抑えるためには金属製の銀色のものを使って済ませるというのが一般的です。
 逆に、前歯にインプラントをする場合は審美性を考えて、使用する人工歯もエナメル質の白いやや高価なものを選択する方がが良いでしょう。

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安いインプラント手術

安いインプラント手術についてのお話。
健康保険適用外の医療行為であるインプラント治療ですが、費用は歯一本あたり30万円程度が相場になります。

多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。

そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を10万円として計算すると、患者さんに請求する額は30万円~40万円となります。

ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安いインプラント手術の部類に入るということです。

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安すぎるインプラント手術には訳がある?

 時々10万円台でインプラント手術をしている歯医者が広告を出していますが、あまりにも安すぎるインプラント手術は素材などに訳がありそうなので、なぜ安いのか直接歯科医に聞いてみたほうが良いでしょう。現に歯科医がアジア地域へ行って大手メーカーの模倣品やコピー品のインプラント素材を購入してくることもあるようです。粗悪品は安全性・耐久性・衛生面で問題がある場合いがあります。安すぎる場合は当然として、高い場合もで、インプラント素材のメーカーを教えてもらうことは重要です。
 また、インプラント手術には切開する場面もあり、衛生面に非常に気を付けなくてはなりません。手術失敗の原因となる細菌感染を起こさないためにも、治療道具・治療室を滅菌消毒を徹底する必要があります。それにはそれ相応のコストをかけなくてはなりません。
 さらに、上部構造(人工歯)の技工料もコストとして入ってきます。

安いインプラント手術の裏に手抜きはないかチェック

  • 安いインプラント素材は信頼ができる製造元のものか?
  • 事前説明やコミュニケーションは時間をかけて丁寧に行なってくれているか
  • CTスキャンやレントゲンをきちんと行なっているか
  • 道具の衛生管理に手抜きはないか。使い捨ての道具を袋から開封してるか。
  • 治療室の衛生はよさそうか。衛生対策の手術室があれば尚よし
  • 歯科衛生士はいるか。スタッフの質はどうか
  • 歯科助手に治療をさせていないか(これは論外。アウト)

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インプラント手術の治癒期間は3ヶ月~6ヶ月

インプラント手術の治癒期間(インプラント体を埋め込む手術後の治癒期間)は、下顎が3ヶ月、上顎が6ヶ月です。

手術で切開した歯肉は2週間ほどで完全に治癒しますが、埋め込んだチタンのインプラント体が顎の骨と完全にくっつくまで安静にしている期間は長くなります。

インプラント体と骨が結合するまでの治癒期間は安定期間と呼ばれ、下顎の骨が3ヶ月間、上顎の骨は6ヶ月間と違いがあります。

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インプラント手術の治癒期間中

 インプラント手術の治癒期間中は細菌感染の予防に努めます。
 手術直後には痛み止め、細菌感染を防ぐための抗生物質、やうがい薬が処方されます。
 歯肉を縫合した場合は抜糸までの1週間にも、傷口の消毒のために通院することもあります。抜糸後は埋め込んだインプラント体とあご骨がうまくなじむまで待ちます。
 手術後の痛みや腫れが長引くようだと、細菌感染が起きてしまった可能性が高く、もう一度インプラントを抜きなおす必要も出てきます。そうなった場合は、再度骨の穴が埋まるまで骨の再生を待ち、再手術です。

インプラント手術の治癒期間を終えた後

インプラント手術の治癒期間が終わるのはインプラント体と顎の完全なに結合が確認される3ヶ月~6ヶ月後です。
 結合が確認されたら、2回法の術式では2回目の切開手術が行われます。
 2回目の手術でも術後に細菌感染を防ぐための抗生物質やうがい薬が処方されます。抜糸をする場合は1~2週間後で、抜糸後は歯肉が落ち着くまで時間を起き、歯型をとるという流れになります。

インプラント手術のメリット

歯のインプラント手術のメリットについて解説します。

インプラントや義歯がないと体にどういう影響があるかごぞんじでしょうか?
歯がない状態を放置すると健康面で悪影響が出てくることがわかっています。

  • 歯を失ったまま放置→その周りの歯が傾く→上下の歯の咬み合わせが悪くなる→次第に顎の骨が傾いていく→首の骨にねじれが生じる→ホルモン分泌のバランスが崩れる
  • 噛まなくなる→唾液の分泌が減る→消化吸収の効率が悪くなる→栄養不足
  • 噛まなくなる→全身の血流量が減る→栄養不足
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インプラント手術の他の治療に対するメリット

 歯のインプラント手術のメリットをブリッジや取り外し式の入れ歯やと比較する形で考えてみます。

  • 自分の歯以上の力で噛める。固定されてるため安定性が高い。噛みごたえを感じる事ができる(固定されてない入れ歯の噛む力は自然歯の3分の1以下。噛むと痛みがあることも)
  • 残っている歯に負担をかけない(ブリッジは削ったり、ひっかけたり負担が多い。部分入れ歯もスクラプという留め具で負担をかけます)
  • 異物のある違和感がない(入れ歯の口の中が狭くなる感じる異物感は嫌われています)、
  • 噛んだ時に骨に刺激が伝わるので、骨が退化してやせていくのを防ぐことができ、咬み合わせが長期安定。(入れ歯は顎骨の萎縮とともに何度も調整が必要)
  • 外観が自然(ブリッジは歯肉が減った部分が影に。入れ歯は、スクラプという金具が見えたり、会話中の口の動きが不自然になり話しにくいし、外れることも。取り外す姿もカッコ悪い)
  • 噛むことから脳への刺激をうけることが出来る。偏頭痛や肩こりが治った例も

インプラント手術のデメリット

インプラント手術のデメリットで代表的なものを挙げてみます。
  • メンテナンスが大変で、歯周病を防ぐのに努力が必要。自然歯より歯周病菌に弱い
  • 費用が高い。1本30万円くらいが相場
  • 治療期間最短でもが下顎で4ヶ月・上顎が7ヶ月。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多い。
  • 顎の骨にドリルで穴をあけるという手術の恐怖(麻酔をするので手術中の痛みはありません)
  • 噛んだ時の感覚が天然の歯よりも弱く、大きな力もかけられるので、インプラントを埋めた部分の骨に過剰な負担をかけてしまうことがある

インプラント手術は歯が一本もなくても可能

インプラント手術は顎骨の状態が条件さえ満たしていれば、残存の歯の本数はいくつだろうが関係ありません。歯が一本もない総入れ歯の患者を対象として開発された治療法が「オッセオインテグレーテッド・インプラント」なので安心して治療をうけることができます。
 総インプラントといっても、歯と同じ本数のインプラント体をきっちり埋めこまなくてはならないというわけではありません。ブリッジの手法を組み合わせることで、最低13本のインプラントで全ての歯の分をカバーできます(ボーンアンカードフルブリッジという)。

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インプラント手術のデメリット

歯のインプラント手術のデメリットで代表的なものを挙げてみます。
  • メンテナンスが大変で、歯周病を防ぐのに努力が必要。自然歯より歯周病菌に弱い
  • 費用が高い。1本30万円~40万円くらいが相場
  • 治療期間最短でもが下顎で5ヶ月・上顎が8ヶ月。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多い。
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インプラント手術後のメンテナンスのデメリット

 インプラント手術後はメンテナンスが大変で、デメリットの一つとも言われています。治療後は歯周病を防ぐために今まで以上の努力が必要になります。
 インプラント素材自体は劣化に強いのですが、治療後の歯肉の付き方に問題があります。
 インプラントは自分の歯と比べて、歯と歯肉の隙間ができやすく、歯周病に対してもデリケートになります。
 口の衛生管理は口全体で考えないといけないので、残っている歯に対しても今まで以上に歯周病予防を意識した丁寧な歯磨きが必要とされます。1日1度は10分かけて歯科医院で指導を受けた正しい歯磨き方法を実行する必要があります。普通の歯ブラシ以外にも歯間ブラシなどを使って丁寧に管理していく必要があります。

インプラント手術費用のデメリット

 インプラント手術費用の高さはデメリットとしては1番かもれません。
 インプラントを1本植える費用は平均的に見ても30万円~40万円はかかります。
 歯科医がインプラントの歯1本あたりの素材や道具をそろえるだけで20万円から30万円くらいかかります。そこに利益や細々とした費用をのせていくと、30万円~40万円くらいでやっと患者に治療を提供できるというわけです。歯科医によっては最高品質の素材や滅菌処理、設備、技術をそろえて提供しているところもあり、その場合50万円以上でないと元を取れないところもあります。

インプラントの手術と治療期間のデメリット

インプラントの手術を含めた治療期間の長さもデメリットの一つです。治療期間最短でもが下顎で5ヶ月・上顎が8ヶ月になります。これはインプラントと骨の完全結合までの期間が長いためです。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多いです。

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インプラント手術は安心

歯のインプラント手術は安心して受けることが出来る治療方法です。
世界的に見れば、手術を受けた患者数は1000万人を超えており成功率は99%以上となっています。
そして、万が一失敗してとしても、それに対する対応手続きもすでに確立されているので安心です。
そのインプラントの安全性世界で一番厳しいアメリカ歯科医師会の承認も正式にうけています。
つまり、難しい心臓の手術のように、「成功する確率は・・%」と医師が患者に言わなくてはいけないような手術ではないことは確かです。
歯科医術全般が適切にこなせる先生なら、数ある手術の中の一つにすぎません。
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インプラント手術で安心できないのは歯科医の問題

 インプラント手術で安心できないのは歯科医がルールを厳格に守ってくれるのかどうかということです。
 インプラント治療は治療方法や手順を含め、たびたび建設業に例えられます。
 建設業界を震撼させた耐震偽装問題や悪質リフォーム問題は、そのままインプラント業界にも当てはまります。技術や知識を持っているはずの一級建築士がコストのためにルールを破ったり、技術がないのに技術があるかのように宣伝して工事を請け負う業者です。
 どんなに信頼性が高いインプラント治療法でも、その技術を使う人間に問題があれば安全性は脅かされるのです。歯科医師自身に問題があったがためにトラブルになたケースを見ると、
  • CTやレントゲンで骨の厚さや神経の位置を確認しなかった(→空洞貫通・神経損傷)
  • 骨が足りないのに強引に手術を進めてしまった(→耐久性)
  • 衛生管理の手抜き、素材の使い回し(→細菌感染)
  • 安全性の低い安物素材をあえて利用した(→耐久性・有害物質)
  • 体調不良なのに手術に臨んでしまった(→ドリル操作ミス)
  • 教育や知識、技術が不足してるのに患者獲得にだけは熱心(→欠陥サービス)
  • 問題だらけの歯科医なのに、生活の為に自ら退く様子はない(→とまらない被害拡大)
  • 行き過ぎた過当競争(→サービスの質の低下)

インプラント手術は安心か

 インプラント手術は安心して受けることが出来るだけの決まった手順があります。インプラント手術は少し難しい親知らずの手術のような感じで、あらゆる治療をこなす歯科医にとっては必ずしも難しい手術ではないようです。
 とはいえ、人の手で行うものなので、親知らずの抜歯手術でまれに事故があるようにインプラント手術でも事故が起こる可能性はあります。 
 インプラント手術はトラブルや事故を防ぐための手順が決まっており、しっかりとした治療計画・厳格なルールに沿って進めていけば成功する安全な手術です。衛生管理を徹底した手術が成功すればその後の副作用もほとんどありません。
 インプラントを埋め込む手術は、インプラント治療最大の山場です。この手術を終えてしばらくしても何も異常がなければ、ほとんど成功したと言っていいでしょう。

安心してインプラント手術を受ける方法

 より安心してインプラント手術を受ける方法として、大学病院などで利用しているCTスキャンの画像データを利用する方法があります。
 今ではCTの精度の高い立体映像データをパソコンに取り込み、コンピューターで手術の計画を立てられるようになっています。
 CTのデータでインプラントを建てる位置、方向、深さなどが確定したら、その正確な情報を手術に利用するためのサージカルテンプレートというマウスピースのような型を作ります。
 サージカルテンプレートを顎にハメることにより、CT診断で決定した位置に向かってより確実にインプラントを埋め込むことができるのです。これで偶発的な事故が起きる確率が確実に減り、インプラント治療自体も綺麗に仕上がることは間違いないでしょう
 このようなCTガイドシステムを導入している歯科医・CT画像を治療に利用する技術を持った歯科医を見つけて治療を受ければ事故予防も確実です。
 実際は、CTスキャンを利用しない一般開業医は多く、レントゲンで十分という意見も多いです。CTスキャンは高額設備なので、歯科医院にはなくても歯科医紹介先の大学病院などでCTデータを取って利用している歯科医もいます。
 大学病院ではCT必ず撮ります。また、大学病院や大きな専門病院では口腔外科、麻酔科、補綴科、放射線科がチームを組んで一人の患者を診るため、一般の開業医よりも安心できると思います。

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インプラント手術のランキング

インプラント手術に関する色々な事項をランキング形式にしてみました。

インプラント手術の不安ランキング

  1. 手術の失敗
  2. 手術の痛み
  3. 耐久性
  4. 費用
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インプラント手術を考えている人の関心事ランキング

  1. 治療費
  2. 地域の歯科医院
  3. 地域の歯科医の口コミ・評判
  4. 手術内容
  5. 手術の安全性
  6. 医療費控除
  7. 寿命や耐久性
  8. 治療期間
  9. メンテナンス
  10. 患者の体験談

インプラント手術を決めたきっかけランキング

  1. 口コミや評判
  2. 歯科医に勧められて
  3. 雑誌・公告
  4. ネット

インプラント手術のメリットランキング

  1. 噛む力
  2. 見た目の良さ
  3. 発音のしやすさ
  4. 年寄りくさくない

インプラント手術のデメリットランキング

  1. 費用の高さ
  2. 手入れの大変さ
  3. 治療期間の長さ
  4. 手術が怖い

インプラント手術の費用を決める要素
 インプラントの費用を決める要因には、歯科医院側の事情だけでなく、患者の状況も関係してきます
  • 歯科医院がどのメーカーのどのインプラント素材を使っているか
  • 歯科医院の診察方法(CTスキャン・レントゲン)
  • 歯科医院のスタッフ・設備のコスト
  • 歯科医院の滅菌・消毒の対応の度合い
  • 患者に虫歯や歯周病があれば事前に治療が必要になることも
  • 患者の骨量が足りない場合の骨再生や骨移植治療・歯肉整形が必要になることも
  • 患者に対する麻酔の方法(局所麻酔・鎮静法)
 健康保険適用外の医療行為は、価格をいくらにするかは歯科医の自由です。それでも歯科医はボランティアでは無いので利益を出さなければなりません。
 多くの場合、歯科医院はインプラント素材や道具を歯科材料商から仕入れます。大手メーカーのインプラント素材を仕入れて、インプラント1本分手術をすれば、一回で20万円~30万円くらい歯科医が負担する費用として計上することになります。そこに、例えば設備や人件費など細々したものを無視し歯科医の利益分を10万円として計算すると、患者さんに請求する額は30万円~40万円となります。ですので、インプラント治療の相場は20万円台ならかなり安い部類に入るということです。

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前歯のインプラント手術の費用

前歯のインプラント手術の費用は奥歯より割高になる傾向があります。というのも、前歯は外からよく見える場所なため見た目の良さを重視することになるからです。一般的には白いエナメル質の物を人工歯の素材を利用します。インプラントといっても歯の部分の素材は、従来の人工歯と同じセラミックやプラスチックなどです。患者さんの歯の色や大きさに合わせて作られるため、自然な仕上がりが実現します。
 一方、奥歯はインプラントの力が大きく発揮できる箇所ですが、奥歯は前歯と違って外から見えにくい箇所ですので、金属製の銀色のものを使って済ませるというケースが多いです。銀色の金属製の人工歯は白いエナメル質の人工歯はよりも数万円以上割安になります。
 また、前歯でインプラント手術特有の審美性の強みを特に生かせるのは上顎の前歯ですが、上顎のインプラント治療は下顎に比べて治療期間が長くなります。
 インプラント体を埋め込んだ後、インプラント体と顎骨の結合定着を待ちますが、この期間は下顎3ヶ月間、上顎6ヶ月間となっています。

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インプラント手術後の歯の寿命

インプラント手術後の歯の寿命は10年以上と考えて結構です。複数の調査機関が出している結果をまとめると、5年~20年となっています。
一番長く使われた例を挙げると、スウェーデンで35年、日本で20年です。
統計的にはインプラントが10年~15年後に使える状態を維持できている確率は90%~95%と言われています。
ただし、これはタバコを吸わずに、口内環境が良好で、定期検査やメンテナンスをきちんと行っている場合でのデータです。

インプラント手術後の歯の寿命を決める要因

  • 歯周病・周囲炎・・日々の患者の衛生管理努力と定期的な診察で対応。
  • 歯医者の腕・・綺麗に仕上がっていないと、咬み合わせで傾いた方向から負担がかかり歯周病の原因になります。手入れもしにくい場合もあります。また、骨が少ないのに無理してインプラントを埋め込む判断をすると、ここでも咬み合わせの問題が生じます。
  • 素材・・大手メーカーの正規品ならいいですが、アジアの模倣品で不純物が入った粗悪ものはひび割れの恐れも
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インプラント手術後の歯の寿命の話で強調されるメンテナンス

 インプラント手術後に歯の寿命を20年、30年と維持させるには患者のメンテナンス次第ということになっています。自然の歯と同じで、歯周病が悪化して歯根の周りの骨が溶ければ、インプラントも抜けてしまいます。
 歯科医がメンテナンスの重要性をなんども強調しますが、「インプラントの寿命を長くをもたせることができなかったら、それはあなたのせいです」となることを言いたいのです。
 インプラント患者には歯周病で歯が抜けてインプラントの治療を決める方が多いですが、歯周病を経験してるくらいですから、もともと歯の手入れには昔から問題があるタイプです。
 普通の歯の手入れもまともできなかった人間が、より手間がかかるインプラントの手入れ方法をきちんと実行するには、ある程度の決意が必要です。

インプラント手術後の歯の寿命を伸ばすために定期診断で咬み合わせを

 インプラント手術後の歯の寿命と咬み合わせは咬み合わせのバランスに問題があると、インプラントや周囲の骨に過剰な負担がかかり続けて、最後には割れたり、インプラントが抜ける原因にもなりかねません。
 また、咬み合わせが悪いと斜めからの圧力が加わる分、隙間が開きやすくなり歯周病になりやすい状態になってしまいます。
 咬み合わせの感覚が変わってきたら担当医にみてもらう必要があります。年数回の定期健診でも、口内の衛生状態の他、咬み合わせの検査を行っています。

素材から見たインプラント手術後の歯の寿命

 インプラント手術後の歯の寿命を素材の物理的な耐用年数で見た場合は、インプラント体のチタン自体には劣化は起こりません。ただ、歯の部分の素材がセラミックならば割れたりもしますし、プラスチックのようなものならすり減ったりもします。よって歯の部分(上部構造)は消耗品と考えても良いでしょう。人工歯の部分は簡単に交換可能ですが、もちろん費用がその都度かかってしまいます。

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インプラント手術の無料相談

インプラント手術無料相談」という広告は見たことありますでしょうか。
 無料相談では、もしインプラント治療を行った場合、歯の本数などからどのくらいの費用がかかりそうかなど、見積もり金額を出してくれます。無料見積り相談ということです。
 当然これらは開業医が新規顧客を獲得するために行っている営業活動の一つでしょう。広告宣伝と同じです。
 無料相談では、新たな患者さんを獲得したいがために、歯科インプラント治療のメリットばかりも強調するかもしれませんが、デメリットについてもきちんと説明してもらいましょう。
 相談が無料ということですが、その時間や労力のコストは、やはり費用として治療代の方に上乗せされているはずであり、安易に喜べるものではないかと思われます。
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歯のトラブル無料相談

 次は歯科インプラントのトラブルに関する無料相談について。
 歯の無料相談を実施しているNPO法人「歯~とふるライブラリー」によると、寄せられる相談の約半分が歯科インプラント治療に関するものだという記事が東京新聞に掲載されました。ちょっと衝撃的ですが、日本のインプラント治療は歯科医選びが大切だということを肝に銘じておきましょう。

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インプラント手術後のメンテナンス

 歯のインプラント手術後のメンテナンス・定期診断は、きちんと続けていかないと最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまいます。
 インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラントの埋まっている箇所は自然歯よりも細菌の侵入に対してデリケートなので、手抜きをするとインプラントの寿命はどんどん短くなってしまいます。
 統計的にはインプラント手術後に人工歯が10年~15年後に使える状態を維持できている確率は90%~95%と言われています。
 ただし、これはメンテナンス・定期検査をきちんと行っている場合でのデータなのです。
 もしインプラントが駄目になっても、再度インプラント治療は可能です。しかし、費用のことを考えれば、出来るだけ長持ちさせたいものです。
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インプラント手術後の衛生面のメンテンナンス

 インプラント手術後の衛生面のメンテナンスの基本は、歯科医院で指導を受けた正しいブラッシング(歯磨き)方法を守ることです。
 また、インプラントをより良い状態で長持ちさせるには、インプラント以外の自分の歯も歯周病の悪化を防ぐために丁寧に磨く必要があります。細菌を増やす原因になるタバコも厳禁です。
 インプラントは自分の歯を普段磨いている時とは違う磨き方を意識する必要もあります。
 インプラントと歯肉は通常の歯と同じように綺麗に結合してる場合もありますが、全体的には歯肉との結合が弱い傾向にあります。
 そのため、インプラントの歯磨きでは、歯周病予防の歯磨き方法とほぼ同じように、歯と歯肉の間を気をつけて磨かなくてはなりません。
 人工歯と歯茎の間の隙間は普通の歯ブラシだけでは殆ど届かないため、細菌だらけになります。歯間ブラシなどを使い分けて対処します。
 また、インプラント体の表面には骨との接触面積をより大きくするためにミクロな凹凸があります。そのためインプラント体が露出している隙間部分には歯垢が非常に着きやすいのです。

インプラント手術後に歯科医で衛生面のメンテナンス

 インプラント手術後も個人のブラッシングメンテナンスだけにたよっているだけでは限界もあります。 歯周病・インプラント周囲炎からインプラントを守るためには、プロの手も借りましょう。出来れば1~2ヶ月に一回定期的に歯科医や歯科衛生士に専門的で特殊な清掃ケアをしてもらうと気分的も安心できます。

インプラント手術後の咬み合わせのメンテナンス

 インプラント手術がうまくいっても咬み合わせのメンテナンスのために歯科医に定期的に通院する必要があります。
 天然の歯のかみ合わせは歳と共に変化していきます。それはとても自然なもので、顎の骨や関節を守るために必要な作用です。
 一方、インプラントには自然の歯にあるような顎骨・顎関節と巧みに調和していく機能(エナメル質の摩耗や、顎の骨と歯の間のクッションになる歯根膜の摩耗)がありません。
 インプラント治療が終了した直後もそうですが、インプラントの咬み合わせに違和感を感じても、それを放置しておくと後々問題が生じる可能性が高くなります。
 定期的な検診は必ず通い、咬み合わせをチェックしてもらいましょう。
 咬み合わせの検査と調整をしないでいると、歯やインプラント、顎の骨にかかる力のバランスが偏り、最悪の場合にはインプラントが折れたり、歯周病が悪化したり、抜けたりしてしまいます。

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インプラント手術で仮歯

歯のインプラント手術で仮歯をつけることがあります。
手術を2回行うタイプの術式の場合、埋め込んだインプラント体に歯の土台であるアバットメントを取り付けたあとに、アバットメントの上に簡単な仮歯やカバーをつけます。この時につける仮歯は重要なものではなく、最終的に作る人工歯とは関係がない簡単なものです。かみ合わせが悪くてもこれがそのまま歯になるわけではないので心配無用です。

インプラント手術後の仮歯とは違う正確な仮歯

インプラント手術でアバットメント装着時に切開した歯肉が落ち着いてきたら、口の中の型をとり、正確な仮歯を作る作業にとりかかります。
 今度の仮歯では長さ、厚さ、細かな出っ張りまで細かな調整を行います。咬み合わせで納得が行く形ができるまで時間をかけます。仮歯で最適な形が完成したら、それをコピーして精密な人工歯(上部構造)が作られます。
 仮歯も最終的な人工歯と素材が違うだけで見た目はほとんど同じです。強度は少し劣るため、最初の仮歯で固いものを噛まないように気をつけます。

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インプラント手術の情報

歯のインプラント手術の情報収集というと、費用の相場や近くの歯科医をさがすことに偏りがちです。それで評判のいい歯医者が見つかればいいですが、そうも行かない場合もあります。
 そういった場合は、何よりもまず最初にインプラント治療の基礎知識をひと通り自分で学ぶことが大切なのではないかと思います。

真っ先に安いインプラント手術の歯科医情報だけを探すところから始める患者さんは実際多いです。雑誌広告をみて即決してしまう人も沢山います。
 確かに歯のインプラント治療自体は安全性が確立された治療法なので、後は値段が安ければと思うでしょう。
 しかし、歯科医に問題があると、安全なものも安全ではなくなります。
 近場のインプラントを行っている歯科医の腕前に関する情報が入りにくい場合、術式や素材のこと、メリット・デメリット、トラブルの例などを知っておくことは、より重要になります。

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 知識があることで、自分が歯科医をたずねてみたときに、その歯科医が信頼できそうかどうかある程度は判断ができるようになります。当サイトをひと通り読んでもある程度の知識は学べます。 
 もし、ある歯科医院のインプラント治療料金が、平均的な治療費の相場よりもかなり安いようなら、なぜそんなことが可能なのか、なぜそうする必要があるか疑ってかかる必要はありますし、ズバリ質問してみてもいいでしょう。

インプラント手術の口コミ情報

 インプラント手術の口コミで評判のいい歯医者だと他人から聞いた情報も、素人には治療の上手い下手は簡単にわからないので、単に人当たりがいいとか、そういう程度のことも多いです。
 また、雑誌にのっている歯医者だから信頼できるとは限りません。それは単に雑誌側にお金を払って公告を出したというだけであって、それが盲目的に信頼できる基準とはならないはずです。
 口コミで評判のいい歯医者だと他人から聞いた情報も、素人には治療の上手い下手は簡単にわからないので、単に人当たりがいいとか、そういう程度のことも多いです。
 また、雑誌にのっている歯医者だから信頼できるとは限りません。それは単に雑誌側にお金を払って公告を出したというだけであって、それが盲目的に信頼できる基準とはならないはずです。


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インプラント手術とMRI

歯のインプラント手術をした患者が、その後にMRI検査を健康診断などで受けた場合、インプラント素材による影響で何か不都合が生じることはないかという話。
 インプラント体はチタンなのでMRIの画像に影響を及ぼすことはあります。MRIの画像上にアーチファクトとして白く線になって現れることがあります。その場合に、頭部のMRIによる診断が行い難いことがあります。


入れ歯用のインプラント手術がMRI検査にに強く影響する例

入れ歯を安定させるためにインプラント手術を行い、入れ歯固定用の素材を埋め込むことがありますが、固定部分に磁石を利用している場合はMRI検査に影響を与えるということを理解しておく必要があります。


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MRIがインプラント素材に作用することはない

逆に、MRI検査の磁気が埋め込んであるインプラント素材に対して何か作用するのかと心配する方もいます。MRIの磁力でインプラントが引っ張られたり、発熱したり、ヒビが入ったりするようなことは無いので、全く心配ありません。


MRIとは

MRIはマグネティック・レゾナンス・イメージ(Magnatic Resonance Image)の略称で磁気を利用して体の断面画像を得る方法で、レントゲンやCTスキャンのように放射線を浴びる心配がないメリットがあります。その一方で、MRIは磁気を利用するため、身体に金属を埋め込んでる場合には使いにくくなるというデメリットもあります。



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インプラント手術 差し歯

歯のインプラント手術は差し歯治療とは別物です。
 歯科用語的には差し歯というのは残っている自分の歯の部分に対して、土台と被せ物が一体化したものを挿し込んで接着する昔の古い治療手法です。この方法は色々問題があり現在では行われいません。
今の差し歯に相当する治療法は、土台を作って、そこに被せ物をする2段階になります。


インプラント手術は差し歯と違って歯がないところに歯を挿す手術

歯のインプラント手術は、既に歯が無くなって時間がたっているところに、歯の根に相当するネジのような素材を埋め込み、そこに土台にあたる歯の芯のような素材を接続し、その上に歯の形をした冠を被せるという3段階の手術手法です。
あごの骨に人工素材を差し込んでいるため、一般の人の感覚からはインプラントも歯茎に対する差し歯なのかもしれませんが、インプラントはインプラントです。


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インプラント手術以外に差し歯と間違われる治療法

一部の歯が取り外しができるのならそれは差し歯ではなく、部分入れ歯です。健康な歯と歯を削って、そこに3本分以上の歯のつながった義歯を固定させるタイプの入れ歯の場合はブリッジと呼びます。



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インプラント手術で質問すること

インプラント手術についてわからないことは診察時に質問しましょう。理解できなけば理解できるまで説明を受けましょう。そうすることで後のトラブルを防ぎます。
  • 糖尿病・高血圧など持病をもっていれば、その影響はどうなるのか
  • 自分がインプラントが可能な口内環境なのか。骨の状態はどうか
  • 他の治療は必要ないか(虫歯・歯周病など)
  • インプラント手術方法
  • 手術時間
  • 治療期間。ただこれは長くなるため、あとで突然変わることも多い
  • 成功率・実績や経歴
  • どんな失敗があるか。それに対する対処法は

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  • 手術による失敗があったときにどこまで対処してくれるのか。保証制度はあるか。
  • 使用するインプラント素材のメーカー、太さ、長さ、せきれば品番も
  • メンテナンス方法
  • 治療費の説明。あいまいな金額より、できれば具体的な金額を見積書で

インプラント手術の質問をしてみて

 インプラント手術に関して歯科医の説明が不十分だったり、話し合いで納得できない部分があれば、無理して治療をうけることはありません。「滅菌対策は大丈夫なのか」みたいに、少し聞きにくい質問の場合いは以前歯科治療で感染トラブルにあった経験があると言えば向こうも気を使ってくれるでしょう。コミュニケーションをとってみてどうも信頼できない歯医者だなと思ったら治療をやめてもいいですし、違う歯科医を探すのもいいでしょう。


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インプラント手術と義歯

 インプラント手術や義歯(入れ歯など人工歯)のメリットや、インプラントをブリッジや取り外し式の入れ歯やと比べたときのメリット・デメリットを見てみます。

インプラント手術や義歯治療をしないとどうなるか

インプラント手術や義歯をしない、つまり歯がない状態を放置すると健康面で悪影響が出てくることがわかっています。
  • 歯を失ったまま放置→その周りの歯が傾く→上下の歯の咬み合わせが悪くなる→次第に顎の骨が傾いていく→首の骨にねじれが生じる→ホルモン分泌のバランスが崩れる
  •  噛まなくなる→唾液の分泌が減る→消化吸収の効率が悪くなる→栄養不足
  •  噛まなくなる→全身の血流量が減る→栄養不足

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インプラント手術を義歯と比べたときのメリット

 歯のインプラントを義歯(取り外し式の入れ歯・ブリッジ)と比べたときのメリットを比較する形で考えてみます。
  • 自分の歯以上の力で噛める。固定されてるため安定性が高い。噛みごたえを感じる事ができる(固定されてない入れ歯の噛む力は自然歯の3分の1以下。噛むと痛みがあることも)
  • 残っている歯に負担をかけない(ブリッジは削ったり、ひっかけたり負担が多い。部分入れ歯もスクラプという留め具で負担をかけます)
  • 異物のある違和感がない(入れ歯の口の中が狭くなる感じる異物感は嫌われています)、
  • 噛んだ時に骨に刺激が伝わるので、骨が退化してやせていくのを防ぐことができ、咬み合わせが長期安定。(入れ歯は顎骨の萎縮とともに何度も調整が必要)
  • 外観が自然(ブリッジは歯肉が減った部分が影に。入れ歯は、スクラプという金具が見えたり、会話中の口の動きが不自然になり話しにくいし、外れることも。取り外す姿もカッコ悪い)
  • 噛むことから脳への刺激をうけることが出来る。偏頭痛や肩こりが治った例も

インプラント手術を義歯と比べたときのデメリット

 歯のインプラント手術を義歯(取り外し式の入れ歯・ブリッジ)と比べたときのデメリットを比較する形で考えてみます。
  • メンテナンスが大変で、歯周病を防ぐのに努力が必要。自然歯より歯周病菌に弱い
  • 費用が高い。1本30万円くらいが相場
  • 治療期間最短でもが下顎で4ヶ月・上顎が7ヶ月。本数や患者の状況によっては1年以上になることも多い。
  • 顎の骨にドリルで穴をあけるという手術の恐怖(麻酔をするので手術中の痛みはありません)
  • 噛んだ時の感覚が天然の歯よりも弱く、大きな力もかけられるので、インプラントを埋めた部分の骨に過剰な負担をかけてしまうことがある

インプラント手術を義歯治療と組み合わせる

インプラント手術は顎骨の状態が条件さえ満たしていれば、残存の歯の本数はいくつだろうが関係ありません。歯が一本もない総入れ歯の患者を対象として開発された治療法が「オッセオインテグレーテッド・インプラント」なので安心して治療をうけることができます。
 総インプラントといっても、歯と同じ本数のインプラント体をきっちり埋めこまなくてはならないというわけではありません。ブリッジの手法を組み合わせることで、最低13本のインプラントで全ての歯の分をカバーできます(ボーンアンカードフルブリッジという)。



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インプラント手術と保険の適用

歯のインプラント手術は保険が適用されません。インプラント手術以外にも健康保険の適用が困難な歯科治療は多くあります。
 国が医療費を負担してくれる国民健康保険制度は、最低限の治療行為を国が7割負担するという制度です。医療費の財政負担が問題になっている現状で、インプラント治療が将来保険診療になることも期待できないでしょう。

健康保険適用外のインプラント手術も医療費控除はOK

 健康保険適用外のインプラント手術ですが、医療費控除の医療費としては計算に入れても大丈夫です。この制度をうまく利用し節税しましょう。

医療費控除の金額=(全ての医療費ー10万円)×所得税率

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医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えると、税金を払う額が小さくなる制度です。インプラントの治療費もこの制度に適応されます。
 サラリーマンは源泉徴収で税金を支払っています。源泉徴収時の計算には医療費控除分が含まれていないので、自分で1月すぎに税務署に行って申告をすると、源泉徴収で余計に持って行かれた金額を還付金という名前でかえしてもらえます。
 また、計算式の「すべての医療費」の部分は200万円が上限とされていますが、自分の医療費が200万円以下でも、扶養している配偶者や親族のために支払った医療費も自分の家計で支払った医療費として含めて計算できます。


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