インプラントの除去手術

 インプラント除去手術が必要になる場合があります。インプラントは天然歯と同じように抜くことができます。除去手術が必要になるのは、例えば次のような時です。
  • 治療が成功しなかった
  • インプラント素材が駄目になった
  • 歯周病の悪化
  手術中や手術直後にインプラントの隙間で細菌感染が起きると腫れたり膿が出てきます。こうなると手術はうまくいかなかったことになります。このままでは骨とインプラントの結合も見込めなくなるため、インプラントの除去手術をします。
 インプラント治療がうまくいかなかったことにより抜くことになった場合、開いた穴は2~3ヶ月で再生するため、再度手術が可能です。骨は再生するので、何度でもインプラントを埋め込むことができます。
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 インプラント手術の失敗を繰り返して骨の再生能力が落ちたり、歯周病で骨が痩せていくと、再びインプラント体を埋め込むことは困難になります。歯周病で骨が痩せていきインプラントがグラグラしかけているときに除去手術をしても、再度インプラントを挿し込むのは難しいでしょう。

インプラント除去手術とメーカー

 インプラントの除去手術をインプラント治療の担当医以外の医師にしてもらう環境になったとします。そのような時にメーカーやその品番がわからないと、最悪の場合は周囲の骨を削って抜くはめになることもあるのです。
 インプラント体を抜く作業は歯を抜歯するのと同じ感覚で抜くだけです。
 しかし、メーカーによってインプラント体の構造が統一されていないため、抜くための道具も統一されていません。
 インプラント治療を受けた歯科で抜いてもらう場合は大丈夫でも、別の歯科で抜いてもらう状況になることに備えてメーカー名や品番、太さや長さを聞いておきましょう。既にインプラントを既に埋め込んで時が経過してる場合も、今からでも担当医にメーカーと品番、太さな、長さなどを聞いておいたほうがいいと思います。
 また、多くの歯科医院取り扱っているメーカーの素材を使ってもらうのも、万が一、抜かなくてはいけない状況になったときに、スムーズにいくことは間違いないでしょう。
 主な大手メーカー名をあげておきます
  • アドバンス社
  • アストラテック社
  • オガインプラント社
  • ストローマン社
  • ジンマーデンタル社
  • デンツプライ社
  • ノーベルバイオケア社
  • プラトン社

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